音楽CDをMP3形式ファイルに変換するには

はじめに

PCやスマートフォンで音楽を聴くようになると、手持ちの音楽CDをMP3化したくなるものだ。
本稿ではその方法について紹介する。

Windows標準のソフトを利用する

Windows標準のソフトを利用すれば、音楽CDをMP3形式に変換することが可能だ。
その標準ソフトとは「Windows Media Player」だ。

古くからのPCユーザーの中には「Windows Media Player」と聞いただけで不信感を抱く人がいるかもしれないが、今は使い勝手や機能が向上して十分に使用に耐えるものとなっている。

標準でインストールされているソフトなので、改めてインストールなどの作業が発生しないのも有難い。

音楽CDを用意する

ソフトを起動する前に、MP3形式に変換する音楽CDを用意しよう。
音楽CDのフォーマットは世界共通なので、海外製のCDを使用しても問題はない。

今回は、英国のロックバンド「Yes」の「90125」というタイトルの音楽CDを使用した。

なお、世の中にはCCCDというコピープロテクト機能付きのCDが存在するようだ。
このようなCDは許可なくMP3形式に変換すると著作権法違反になってしまうので注意が必要だ。

CCCDの現物は手元にないので詳細は分からないのだが、国内だとエイベックスやソニーなどのレーベルから発売されているようだ。
CCCDはCDの規格と異なる独自のフォーマットを採用しているようで、最悪の場合はCDドライブに悪影響を与える可能性まであるようだ。

参考までにWikipediaの当該ページへのリンクを以下に示しておく。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%ABCD

Windows Media Playerを起動する

Windows Media Playerを起動する方法はいくつかあるが、簡単なのはスタートメニューの「W」の項目から選択する方法だ。
その中に「Widows アクセサリ」というサブ項目があるのでそれを選択しよう。

続いて、「Windows アクセサリ」配下の「Windows Media Player」を選択しよう。

すると、以下のような初期状態の画面が表示される。
音楽CDをCDドライブに挿入する前の場合は、「ディスクがありません (G:)」とのメッセージが表示される。

なお、この画面をキャプチャーしたPCはCDドライブがG:に割り当てられているためこのようなメッセージになっているが、別のレターに割り当てられているPCの場合は「G:」の部分はドライブ名に応じて変化する。

CDドライブに音楽CDを挿入すると、画面は以下のように変化する。
収録曲の一覧が自動的に検索されて表示され、先頭の曲から自動的に再生がスタートする。

CDタイトルやアルバムジャケット画像なども表示されていることが分かる。

MP3形式に変換する対象の楽曲を選択する

デフォルトの状態ではCD内のすべての楽曲があらかじめ選択されているので、CD内の全曲をMP3化の対象にする場合は、特に本項の操作をする必要はない。

ただし、CDにMP3形式に変換するつもりがない楽曲が含まれている場合は、不要な楽曲を変換対象から除外する操作が必要だ。

変換対象の楽曲を選択するには、「取り込みの設定」と表示されている部分の下に縦に並んでいるチェックボックスを使用する。

このチェックボックスがチェックされている場合、その楽曲が変換の対象となるので、不要な楽曲がある場合はチェックを外せばよい。

以下は、7曲目と8曲目を変換対象外にする場合のチェックボックスの設定例となる。

楽曲ファイルの形式を設定する

続いては楽曲ファイルの形式を設定しよう。
「取り込みの設定」を押下してメニューを表示させ、さらに「形式」を選択しよう。

すると、選択可能な楽曲の形式が一覧で表示される。
この一覧から「MP3」を選択しよう。

続いては音質の設定だ。
同じく「取り込みの設定」から今度は「音質」を選択しよう。
すると「128Kbps」から「320Kbps」までの数値を選択するメニューが表示される。

この数値はビットレートと呼ばれるもので、数値が大きいほど音質はよくなる。
その代わりMP3ファイルのサイズも大きくなる。

何を選べばよいのか悩ましいが、MP3ファイルをPC上で再生するならあまりファイルサイズが問題になることもないだろうから、高音質の「320Kbps」を選んでおくのがよいだろう。

一方でストレージの容量が小さなスマートフォンを使用するなら、ファイルサイズがの問題を優先して低いビットレートを選択するケースが正解となる場合もあるだろう。

実際に耳で聴き分けてみればわかるのだが、よっぽど高級な再生機器でも使わない限りビットレートの違いはほとんど感じられない。
スマートフォン上などで再生する場合は、最低レベルの「128Kbps」を選んでも問題ないと思われる。

ただし、128Kbpsと192Kbpsの音質の違いを聞き分けられる人は結構いるそうだ。
気になる人は「192Kbps」を選んでおくとよいだろう。

楽曲をMP3形式に変換する

ここまでで準備は全て整った。
後は実際に変換を行うだけだ。

続いて画面中央部にある「CDの取り込み」をクリックしよう。

すると以下のような「取り込みオプション」のウィンドウが表示される。

ここでは「取り込んだ音楽にコピー防止を追加しない」を選択し、その下の「CDから取り込む音楽が、米国および各国の著作権法ならびに国際条約で保護されていること、および取り込んだ者自身が、それを適切に使用するうえでのすべての責任を負うことを理解している」をチェックしよう。

著作権に関する注意事項が長々と書かれているが、具体的に注意すべき点は何も書かれていない。
では、何に気を付けなければならないかと言うと、MP3形式に変換したファイルを個人的な目的以外に使用してはならないという点になる。

つまり自分で聞いて楽しむ以外の目的でMP3ファイルを使用してはいけないのだ。
販売や他人への配布、公開、共有なども厳禁だ。

準備が整ったら、最後にOKボタンを押下しよう。
CDから楽曲ファイルの取り込みが開始される。

以下は楽曲ファイルの取り込み中の画面となる。
全てのファイルが取り込まれるには多少時間を要する。

MP3ファイルの格納場所

上記の手順で作成したMP3ファイルは、PC\ミュージック配下に格納されている。

当該のディレクトリーを開いてみると、アーティスト名、アルバム名の順にサブディレクトリーが作成され、その配下にMP3ファイルが格納されていることが分かる。

以上で、音楽CDからMP3ファイルを作成する手順は全て完了だ。

まとめ

音楽CDからMP3ファイルを作成するには、Windows 10などの場合は標準ソフトの「Windows Media Player」を利用するのが簡単でおすすめだ。