はじめに
スマートフォンやタブレットは場所を選ばずに使えて便利だが、在宅中などの際は画面の小ささが不便に感じるものだ。
スマートフォンにはPC上で動作するエミュレーターが存在するので、実機を使う代わりにこれらのエミュレーターで代用することが可能だ。
エミュレーターはPC上で動作するソフトウェアなので、モニターなどのリソースを使用できる。
すなわち、スマートフォンのアプリをPCの大画面上で動作させることが可能だということだ。
スマートフォンのエミュレーターは数多く存在するが、今回はWindows上で動作するAndroidエミュレーターとして「BlueStacks」を試してみた。
使い勝手の良さに特徴がある、人気のエミュレーターのようだ。
「BlueStacks」以外には「NoxPlayer」というエミュレーターも人気が高いようだ。
ただ、開発元が中国の会社のようなので、万が一のリスクを考慮して今回は「BlueStacks」を取り上げてみることにした。
ダウンロード
「BlueStacks」のアーカイブファイルは公式サイトから入手できる。
URLは以下の通りだ。
https://www.bluestacks.com/ja/index.html
検索エンジンで「BlueStacks」を検索すると、公式サイトとは無関係と思われるサイトが大量にヒットするが、必ず上記の公式サイトからアーカイブを入手しよう。
URLをクリックすると、以下の公式サイトが表示される。
「BlueStacks」はゲーム用途で使われることが多いようで、公式サイトもゲーム画面風のテイストとなっている。
続いて、画面の右上または中央部にある「BlueStacksをダウンロード」と表記されたボタンを押下しよう。
2つのボタンのどちらを押下してもダウンロードが可能だ。
「BlueStacksをダウンロード」を押下すると、ダウンロード先のディレクトリーを選択する画面が表示される。
ここでは、好みのディレクトリーを選択して「保存」ボタンを押下しよう。
以上でアーカイブファイルのダウンロードは完了だ。
インストール
続いては、インストールを実施しよう。
エクスプローラーの画面から、ダウンロードしたアーカイブファイルを選択し、ダブルクリックしてインストーラーを起動しよう。
インストーラーを起動すると、以下の画面が表示される。
ここで直ちに「今すぐインストール」ボタンを押下しても良いだろう。
デフォルトの設定に従ってインストールが実行される。
「今すぐインストール」ボタンの前に「カスタムインストール」を押下すると、デフォルトのインストール動作を変更することが可能だ。
ここでは「BlueStacks」が使用するディレクトリーの変更が行えるようだ。
「利用規約」を押下すると、デフォルトのブラウザー上に利用規約が表示される。
インストール前に確認しておくのが良いだろう。
もっとも利用規約を確認しない場合でも、インストールは問題なく行えるようだ。
その他、画面右下の「メールによる通知を受け取る」の前にあるチェックボックスにチェックを入れておくと、メールによる通知が届くようだ。
今回はチェックをしない状態でインストールを行ったが、通知が必要な場合はチェックを入れておくと良いだろう。
準備がすべて終わったら「今すぐインストール」ボタンを押下しよう。
すると、すぐにインストールが始まるわけではなく、まずはダウンロードの続きが行われる。
ダウンロードには少し時間がかかるが、しばらく待つとインストールが始まる。
インストールはすべて自動で行われ、やがて以下のような初期画面が表示される。
以上で、「BlueStacks」のインストールは完了だ。
広告だらけで目がちらちらするような初期画面が表示されているが、これがすでに仮想Android端末が起動した状態の画面となっている。
使ってみる
初期画面には大量のゲームアプリが表示されているが、これらはあくまでも広告であってプリインストールされているわけではないようだ。
画面左上の「ライブラリー」をクリックすると、以下のように画面が切り替わる。
ここにインストール済みのアプリが表示されているが、初期状態では「Google Play」とシステムアプリのみになっている。
システムアプリの中身はAndroidの設定やブラウザー等なので、標準的なアプリ以外は何もインストールされていない状態になっているようだ。
アプリをインストールしてみる
試しに何かアプリをインストールしてみることにした。
ゲーム用途で当ソフトを利用するケースが多いようなので、ここでもゲームアプリをインストールしてみることにする。
初期画面の広告から選んでも構わないのだが、もう一つ琴線に触れるアプリが見つからなかったので「Google Play」から検索してインストールすることにした。
ライブラリーの画面から、「Google Play」のアイコンをクリックしよう。
画面は横向きのタブレットのイメージなのだが、操作はPCのマウスなので「クリック」という表現となる。
「Google Play」の画面が立ち上がったら検索ウィンドウが表示される。
ここでアプリを検索することも可能だが、今回はまず「おすすめ」を確認してみることにした。
「おすすめ」をしばらく下にスクロールしていくと、話題のゲーム「どうぶつの森」のスマートフォン版を見つけた。
今回は、このアプリをインストールしてみることにした。
アプリをインストールするには、下図の赤枠で囲った部分をクリックしよう。
赤枠上部の再生ボタンが表示されている大きな画像はYoutubeへのリンクなので、クリックしてもプロモーション動画が再生されるだけなので注意しよう。
上図の赤枠部分をクリックすると、アプリのインストール画面へ遷移する。
画面の右上にある「インストール」ボタンをクリックしよう。
そのまましばらく待つと、やがてインストールが完了して画面が以下のように変化する。
ここで「開く」ボタンをクリックすればアプリが起動する。
なお、「ライブラリー」画面には、今インストールしたアプリが登録されている。
この画面からアプリのアイコンをクリックすればアプリが起動する。
以下は、今インストールしたゲーム「どうぶつの森 ポケットキャンプ」を起動した画面だ。
このゲームは端末を縦向きにして遊ぶゲームのようで、起動すると自動的に画面のレイアウトが縦向きに変化した。
この辺りの挙動は、実機のAndroid端末と全く同じなので、Androidユーザーにはおなじみの状況だろう。
以上で、アプリのインストールは完了だ。
まとめ
Windows用のAndroidエミュレーター「BlueStacks」をインストールして使用してみた。
インストールは非常に簡単で、エミュレーターの動作は実機のAndroid端末と全く同等だ。
かなり優秀なエミュレーターソフトだと言えるだろう。