はじめに
マウスの調子が悪い時、分解までしないにしても、 せめて内部の様子を確認してみたいと思うことがある。
ところが、最近のマウスは、裏返して底を見てもふたを開けるねじが見当たらないことが多い。
一体どうやって裏ぶたを開ければよいのだろうか。
ねじは隠されている
たいていの場合、ねじは存在しないわけではなくて隠されている。
マウスを裏返すと滑り止めのラバーが貼ってあることが多いが、これを剥がしてみるとその背後にねじが隠されている場合がある。
上図のマウスの場合、前後に一つずつU字状のラバーが付いている。
ただし、このタイプが標準というわけでもなさそうで、四隅に一つずつ4つのラバーが付いているタイプや、前側に2つのラバーが付いていて後ろ側は1つだけのラバーが付いているタイプなど、様々なバリエーションが存在するようだ。
このラバーは接着されているわけではなく、マウス底面のプラスチック版とラバーの特性を利用して吸着させているだけだ。
したがって、たいていの場合は簡単に剥がすことが可能だ。
吸着している境界に爪などを差し込んでゆっくり引き上げれば剥がすことができる。
すると、四隅に裏ぶたを止めているねじが現れる。
ねじ穴はたいてい小さいので、小さめのドライバーを用意しよう。
とは言え、メガネのフレームを外すときに使うような精密ドライバーは必要ないだろう。
ねじ穴にぴったりの大きさのドライバーが手元にない場合は、ホームセンターなどへ行けば購入できるだろう。
マウスの裏ぶたを閉じる方法は、上記の手順を逆にするだけだ。
ねじをドライバーで止め、ラバーをマウス底面に丁寧に貼り付ければよい。
ラバーは吸着しているだけなので、一度剥がしてしまっても再度貼り付けることができる。
ただ、埃などの汚れが付着すると吸着しにくくなってしまうので、作業中に汚れてしまった場合は綺麗に清掃してから貼り付けた方がよい。
まとめ
マウスの裏ぶたを開けるには、底に貼られた滑り止めのラバーを剥がせばよい。
すると、隠されたねじ穴が現れるので、ドライバーを使って開けることができる。
ラバーは吸着しているだけなので、剥がしてしまっても再度貼り付けることができる。