PCでQRコードを読み取るには

はじめに

PCで自分自身の画面に表示されているQRコードを読み取るという必要に迫られることがあった。
奇妙な話にも思えるのだが、実際にある著名なWebサイトから画面に表示されたQRコードの読み取りを要求されたことがあるのだ。

PC画面上のQRコードをスマホで読み取らせて、それ以降の手続きはスマホ上で行う設計のWebサイトならしばしば見かける。

ただ、今回のケースはそうではなかった。
あくまでもPCの機能でQRコードを読み取るように指示して来るのだ。

かなり困惑したが、このようなケースに対応する方法を考えてみたので備忘として残しておくことにする。

PCにカメラが付いている場合

PCにカメラが付いている場合は割と簡単だ。
スマホで写真を撮るなり、プリンターで印刷するなりして、それをPCのカメラでスキャンすればよい。

問題は、カメラが付いているPCは少ないということだ。

デスクトップ型のPCにはまず付いていないし、ノート型のPCでも安価なタイプではカメラは付いていないことが多い。

ちなみに今回のケースでは、対象のPCにカメラは付いていなかった。

QRコードの読み取りのみスマホを利用する

QRコードとは、簡単に言えば元の文字列を二次元の図形に変換したものだ。
つまりQRコードを読み取るという行為は、二次元の図形を元の文字列に復元する行為に他ならない。

そこで今回は、QRコードの読み取りのみスマホの機能を利用し、読み取った文字列をPC側に再入力する方法を採ってみた。

例として以下のようなQRコードがPC画面上に表示されているとしよう。

これをスマホで読み取ってみることにする。
機種によって読み取り中の画面は異なるが、以下のようにカメラの枠の中にQRコードを収めるようにすると読み取りが完了するはずだ。

読み取りが完了すると、画面上にリンクを開くためのボタンなどが表示されるはずだ。
今回使用したスマホの場合、上記の赤枠で囲った部分にボタンが表示されていた。

これを選択してリンク先へ遷移しよう。
すると、下記のようにリンク先のサイトが表示されるはずだ。

先ほどのQRコードはウィキペディアのURLを示すものだったので、上記のようにウィキペディアのメインページが表示されている。
ここで、上記の赤枠の箇所をタップすると、文字列をコピーするボタンが表示されるはずだ。

この辺りは機種によって表示が異なるが、例えば手元のAndroidスマホでは、上記の赤枠をタップすると以下のように画面が切り替わって表示される。

ここで上記の赤枠で囲われた部分のボタンを押下すると、文字列がコピーされる。
四角形が2つ重なったような形状をしているボタンだ。

次はその文字列をPC側に渡して、PC側のブラウザーのアドレスバーに入力すればよい。

スマホ側で取得した文字列をPC側に引き渡すには、メールやSNSなどに貼り付けるのが簡単でおすすめだ。
自分自身にメールなりメッセージなりを送ればよいだろう。

PC側で受け取るには、それらを開けばよいだけだ。

これらについての詳細は説明を省かせていただくが、その理由は環境による細かな手順の違いが大きそうなので、例え詳細に説明したところで参考にならない場合が多そうだからだ。

以上で、スマホをQRコードの読み取りにのみ利用する方法の紹介は終了だ。

専用のWebサイトを利用する

他のやり方としては、PC上に表示されたQRコードを専用のWebサイトに送って読み取る方法がある。

ただし、当方では実際に試してはいないので、今回はおすすめすることはしない。

実際に試さなかった理由は、あまり有名そうなサイトが見つからなかったため、セキュリティ上のリスクを懸念したためだ。
無名のサイトには悪意あるサイトが含まれている可能性があるからだ。

もっとも、よく使われている検索エンジンの上位に表示されるようなサイトならばあまり心配はないかも知れない。

これらのサイトは、ファイル化したQRコードを受け取ると、暗号化された文字列を復号して返してくるシンプルな設計になっているところが多いようだ。
QRコードをファイル化するには、画面上のQRコードを右クリックして保存すればよいだろう。

もしかすると、前項で説明したやり方よりも、こちらの方が簡単に済む場合があるかもしれない。

もし信用できるサイトをご存じなのであれば、それを利用するのは有力な方法となるだろう。

まとめ

今回はやや結論がはっきりしない記事となってしまった。

一応、おすすめとしてスマホを使ってQRコードを読み取り、その読み取った文字列をPC側に引き渡すというやり方を紹介した。

ただし、もし信用できるWebサイトを知っているのであれば、そのサイトを利用してQRコードを読み取らせるという方法は有力だ。

どちらを選択するかは、状況に応じて決めればよいだろう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です