はじめに
WindowsPCに自動的にプリインストールされているOneDriveは、使い方によっては大変便利なツールだ。
ネットワーク経由で複数のPCからアクセスできるファイル共有システムで、エクスプローラー上からローカルファイルと同様にシームレスに操作できる。
少人数のプロジェクトなどでは大いに効果を発揮するだろう。
ただし、デフォルトでマイドキュメントなどのリソースを共有してしまうので、うっかりすると他人のファイルを消してしまったり、逆に他人に大事なファイルを消されてしまうリスクもある。
そもそも本来は個人的なリソースであるはずのマイドキュメントが公開されてしまうことは、セキュリティ上の問題だとみなされる場合もあるだろう。
そこで今回は、OneDriveでマイドキュメントの共有を抑止する方法を紹介する。
設定を変更するだけ
マイドキュメントの共有を抑止する方法は、OneDriveの設定を変更するだけで可能だ。
設定のアイコンはタスクバー上に存在するか、あるいは隠されているかのいずれかだ。
どちらかと言えば後者のケースが多いだろう。
その場合、タスクバー上に以下のような山の形をしたアイコンが表示されているのでそれを選択しよう。

すると、以下のような雲ような形のアイコンが見つかるはずだ。
これが OneDrive のアイコンだ。
前述したように、このアイコンは直接タスクバー上に存在することもある。

次はこれを右クリックしよう。
すると、以下のようなメニューが表示される。
ここでは、「設定」を選択しよう。

すると、以下のような設定画面が表示される。
ここでは、画面右上の「バックアップを管理」を選択しよう。

続いて、以下のような画面が表示される。
ここで、OneDriveが自動的にバックアップするフォルダーを選べるようになっている。
少し分かりにくいのだが、一番上の「ドキュメント」と書かれている行が「マイドキュメント」の設定を行う箇所となっている。
マイドキュメント以外にも、デスクトップなどをバックアップの対象とすることが可能になっていることが分かるだろう。

ちなみに上図は全てのフォルダーを非選択にしているため、トグルの部分がグレーで表示されている。
この状態でクリックすると、アイコンは以下のような明るい色に変化する。

なお、上記の5つのフォルダーは、初期状態では全てバックアップされる設定となっているようだ。
この方が都合がよければそのままにすればよいのだが、そうでない場合は前述の手順で設定を変更しよう。
以上で、OneDriveでマイドキュメントがバックアップされるのを抑止する手順の紹介は完了だ。
まとめ
今回は、OneDriveでマイドキュメントが勝手にバックアップされてしまうのを抑止する手順を紹介した。
設定画面からバックアップ対象のフォルダーを選択することが可能なので、バックアップ不要なフォルダーは対象から外せばよい。