WordPress更新時にGoogleのサービスが動作しなくなったときの対応方法

はじめに

先日、当ブログのGoogleアナリティクスレポートを見たところ、日別のアクセス数が0件になっていた。

アクセスが突然急減する理由は思いつかなかった。
何らかのトラブルが発生した可能性の方が高そうだ。

このようなケースで真っ先に疑うべきなのは、たいていは自分の行動だ。

案の定、思い当たる節があった。
WordPressの更新を行ったのだ。

更新時に発生しがちなトラブルを避けるため、事前にステージングサーバー上で更新の適用が問題なく行われることまでは確認していたのだが、Google諸サービスの動作確認が漏れていたのだ。
そのため、Googleアナリティクスの動作に支障が出ていることに気づかなかった。

より詳しく状況を確認したところ、Googleアドセンスの動作も停止していた。
GoogleアドセンスはGoogleが提供する広告配信の仕組みだが、こちらもWordPressの更新のタイミングで動作しなくなっていたようだ。

今回はこのようなケースでGoogleのサービスを復元させる方法について紹介する。

なお、今回取り上げるGoogleのサービスは、前述の通りGoogleアナリティクスとGoogleアドセンスの2つとなる。

状況の確認

最初にすべきことは状況の確認だ。
慌ててリカバリーを始めたりするのは、新たなトラブルを生むことになりかねないので避けた方がよい。

まずは、PC上でサイトを表示しよう。
今回は例として当サイトを取り上げているが、ご自身のサイトに読み替えて参照していただきたい。

サイトの見た目が問題ないことを確認したら、続いてF12を押下しよう。

以下はFirefoxでの例となるが、Google chrome や Microsoft Edge などでも同様に開発者向けの詳細画面が表示されるようになっている。

この状態で CTRLキーと「F」キーを同時に押下しよう。
すると、検索エリアにカーソルが移動する。

ここにGoogleアナリティクスの「トラッキングID」を 入力して、Enterキーを押下しよう。
なお、トラッキングIDが不明な場合は、取得方法を後述しているので参考にしていただきたい。

すると、以下のような検索エラーが表示された。

この結果は、サイトのソースにトラッキングIDが含まれていないことを意味するので、これではアナリティクスが動作しないのも当然だ。

トラッキングIDを削除した記憶はないので、WordPressの更新が原因の可能性が高いと判断できる。

引き続き、Googleアドセンスが動作しない原因も確認しておこう。

トラッキングIDを検索したのと同じように、Googleアドセンスの「パブリッシャーID」を検索しよう。
検索エリアに値を入力して、Enterキーを押下しよう。

なお、パブリッシャーIDが不明な場合は、同様に取得方法を後述しているので参考にしていただきたい。

すると、トラッキングIDの時と同じようにエラーが表示された。

やはり、GoogleアドセンスのパブリッシャーIDもサイトのソースから消えているようだ。
これではGoogleアドセンスが動作しないのも当然だ。

結論としては、Googleアナリティクス、Googleアドセンス、どちらのサービスも、サイトのソースから必要なコードが消えていることが分かった。

以上で、状況の確認は完了だ。

Googleアナリティクスの修復

状況確認の結果、GoogleアナリティクスとGoogleアドセンスの設定がどうやらおかしくなっていることが分かった。
どちらから修復しても構わないが、今回は先にGoogleアナリティクスを修復しよう。

アナリティクス用コードの取得

まずは、Googleアナリティクス用のコードを取得しよう。

最初に、ブラウザーからGoogleアナリティクスのサイトを表示しよう。
URLは以下の通りだ。

https://analytics.google.com/

すると、以下のようなGoogleアナリティクスのトップ画面が表示されるはずだ。

なお、Googleアカウントにログインしていない状態の場合は、代わりに以下のようなGoogleのログイン画面が表示される。

この場合は、「パスワードを入力」と表示されているエリアにパスワードを入力して、「次へ」を選択しよう。
すると、前述のGoogleアナリティクスのトップ画面へ遷移するはずだ。

Googleアナリティクスのトップ画面が表示されたら、画面左下の「管理」を選択しよう。

すると、以下のような管理画面へ遷移する。
ここでは、サイト管理用の「アカウント」と「プロパティ」を選択しよう。

続いて、画面上の真ん中の「プロパティ」列の上から4つ目の「トラッキング情報」を選択しよう。

続いて、「トラッキングコード」を選択しよう。
「トラッキングコード」の位置は、「トラッキング情報」のすぐ下だ。

すると、以下のように画面が変化し、「グローバルサイトタグ」のコードが表示される。
画面右下の、やや大きめの赤枠で囲われた部分がそれに該当する。

ちなみに、青枠の部分に表示されているのが、サイトの状況を確認した際に利用したトラッキングIDだ。
「UA-」に続いて「123456789-0」 のようなハイフン区切りの数字列が表示されているはずだ。

さて、上記の赤枠で囲われた「グローバルサイトタグ」の部分をクリックすると、自動的にコード全体が選択されて反転色で表示される。

この状態でマウスを右クリックすると、以下のようなメニューがポップアップ表示される。
ここでは、上から4番目の「コピー」を選択しよう。

以上で、Googleアナリティクスの修復に必要な「グローバルサイトタグ」のコピーは完了だ。

コードを自サイトへ反映

続いて、Googleアナリティクスのコードを自サイトに反映させよう。

以下の作業は、サイトのソースに修正が加わることになるので、事前にバックアップを取得しておくことをおすすめする。

なお、サイトのホスティングにさくらのレンタルサーバーを利用している場合は、以下の記事でバックアップの取得方法について紹介しているので参考にするとよいだろう。

バックアップが取得出来たら、続いてWordPressにログインし、管理画面を表示させよう。
なお、WordPressへのログイン手順は熟知されていると思われるので、今回は割愛させていただく。

WordPressの管理画面が表示されたら、左メニューから「外観」を選択しよう。
さらに、右側に表示されるサブメニューから「テーマエディター」を選択しよう。

すると、以下のようなテーマの編集画面が表示される。
ここでは右側の「テーマファイル」のリストから「テーマヘッダー」を選択しよう。

なお、これはWordPressのテーマとして「Twenty Twenty-One」を利用している場合の例となる。
標準以外のテーマを利用している場合は、当該のファイル名が異なる場合があるので注意が必要だ。

上記画面の左側にテーマヘッダーのソースコードが表示されている。
このファイルの <head> と </head> の間に、先ほどコピーしたGoogleアナリティクスの「グローバルサイトタグ」を貼り付けよう。

今回は、</head>の直前に貼り付けることにした。
21行目の赤枠で囲ったところだ。

貼り付けの方法はいろいろあるが、カーソルが21行目にある状態で、右クリックメニューから「貼り付け」を選択するのが簡単だ。

以下は、貼り付けが完了したときの画面のイメージだ。
赤枠で囲われた部分が、Googleアナリティクスのサイトから取得したコードだ。

貼り付けが完了したら、画面の少し下の方にある「ファイルを更新」ボタンをクリックしよう。

以上で、Googleアナリティクスの修復は完了だ。

Googleアドセンスの修復

続いて、Googleアドセンスを修復しよう。
やり方はよく似ていて、Googleアドセンスのサイトから取得したコードを自サイトのソースに貼り付けるだけだ。

なお、Googleアドセンスを利用した広告の掲載方法は何通りか存在するため、以下の例では最も標準的な「自動広告」のケースについて紹介させていただく。

アドセンス用コードの取得

まずは、Googleアドセンスのコードを取得するため、Googleアドセンスのサイトにアクセスしよう。

サイトのURLは以下の通りだ。

https://www.google.com/adsense/start/

すると、以下のようなGoogleアドセンスのホーム画面が表示される。
ここでは、右上あたりにある「ログイン」を選択しよう。

すると、Googleアドセンスのトップ画面が表示される。

なお、Googleアカウントにログインしていない状態の場合は、Googleアナリティクスの時と同様にGoogleのログイン画面が表示される。

上記の場合は、Googleのログインを実施しよう。
具体的な説明は、前述のため割愛させていただく。

Googleのログインが完了すると、前述のGoogleアドセンスのトップ画面へ遷移するはずだ。

Googleアドセンスのトップ画面が表示されたら、左上の漢数字の「三」のような形状のメニューアイコンを選択しよう。

すると、メニューアイコンの下部に縦長のメニューが表示される。
ここでは、「広告」を選択しよう。

続いて、「広告」の下にサブ項目が表示される。
今度は、「サマリー」を選択しよう。

上記の状態でメニュー右側のグレーアウトしたエリアをクリックすると、「サマリー」の画面が前面に表示される。
続いて、画面左側に位置する「コードを取得」を選択しよう。

なお、繰り返しになるが、本例は広告の配信方法として最も標準的な「自動広告」を利用している場合の例となる。
カスタマイズした広告配信を行っている場合は、手順が異なることを承知して頂きたい。

「コードを取得」を選択すると、以下のようなウィンドウが前面にポップアップ表示される。
ここでは、「コードをコピー」を選択しよう。

以上で、Googleアドセンスの修復に必要なコードのコピーは完了だ。

ちなみに、上図の青枠で囲った部分が、サイトの状況を確認した際に使用した「パブリッシャーID」となる。

コードを自サイトへ反映

続いては、Googleアドセンスのコードを自サイトに反映させよう。
やり方は、基本的にGoogleアナリティクスの場合と同じだ。

WordPressの「テーマエディター」から「テーマヘッダー」を選択し、<head> と </head> の間に取得したコードを貼り付けるだけだ。

なお、本操作はソースコードの修正を伴うため、事前にバックアップを取得しておくのがおすすめなのも同様だ。

Googleアナリティクスの場合と全く同じ手順のため、途中の説明は省略させていただく。
まずは、ソースコードの<head> から </head> の部分を表示させよう。

ここで、<head> と </head> の間にコピーしたコードを貼り付ければよい。
今回も、</head>の直前にコピーしたコードを貼り付けることにした。

以下は、コピーしたコードを貼り付けた時のイメージだ。
赤枠で囲った部分が、Googleアドセンスのサイトから取得したコードだ。

貼り付けが完了したら、Googleアナリティクスの場合と同様に画面下部の「ファイルを更新」ボタンを押下しよう。

以上で、Googleアドセンスの修復は完了だ。

サービス修復の確認

Googleアナリティクスの場合は、特に急ぐ必要がなければ翌日くらいまで待ってからGoogleアナリティクスのサイトへログインすればよい。

何らかのアクセスが記録されていればサービスの修復は完了している。

そこまで待てない場合は、Googleアナリティクスのサイトで「リアルタイム」を選択しよう。

自サイトの直近のアクセス状況が表示されるので、数字が0でなければサービスは修復されたということになる。

もし自サイトのアクセス数が少なかったとしても、自分で自サイトをアクセスすれば確認は可能だ。

Googleアドセンスの場合は、サービスを修復しても直ちに広告の配信が再開するとは限らない。
Googleによると1時間ほどかかるケースがあるとのことなので、それまでは確認するのを待とう。

1時間ほど経過したら、自分で自サイトにアクセスしてみればよい。
何らかの広告が配信されていれば、サービスの修復は完了している。

まとめ

WordPressの更新時のトラブルとして、Googleのサービスが停止してしまうケースを取り上げて修復方法を紹介した。
今回は、Googleアナリティクス、およびGoogleアドセンスの修復方法を紹介した。

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