はじめに
スマートフォンやタブレットでスクリーンショットを撮るのは意外に面倒だ。
機種によって色々な方法が存在するが、よくあるのは電源ボタンと音量ボタンを同時に押下するという方法だ。
この同時と言うところが実に厄介で、しばしばタイミングがずれてしまって音量だけが大きくなってしまったり、画面がロックされてしまったりする。
iPad などの筐体サイズの大きな機種では、体勢によっては片手で本体を支えるだけでも難儀する場合がある。
このような時に、もう片方の手で二つのボタンを同時に押すのは困難だ。
最近のスマートフォンやタブレットでは、このような状況を鑑み、スクリーンショットを簡単に取得可能な方法が別途用意されることが増えてきた。
Android の場合だと、起動中のアプリの一覧にある「スクリーンショット」ボタンが押下すれば簡単にスクリーンショットが撮れるようになっていることが多い。
ところが、iOSにはこのような機能は現時点では用意されていないようだ。
筐体サイズが大きな iPad の場合は特に困ってしまうのだが、解決策が全くないわけではない。
今回はその方法を紹介する。
外部キーボードを利用する
iPad で簡単にスクリーンショットを撮るのにおすすめなのは、外部キーボードを利用する方法だ。
もちろんこれは標準で付属しているわけではないので別途購入する必要があるが、価格は純正品でも1万3千円程度となっている。
サードパーティーの製品では3千円程度で入手できるものもあるようだ。
おすすめは Bluetooth 接続のタイプだが、有線のケーブルで接続する製品もある。
当方が使用しているのはロジクールの SLIM FOLIO というシリーズの製品で、Bluetooth で接続するタイプだ。
iPad をキーボードの前に立てる台が付いていて使いやすい。
ただし価格は1万5千円程度とやや割高なので、そこまでの出費を許容できる人にしかおすすめできない。
以下は、iPad を SLIM FOLIO の台に乗せた時のイメージだ。
外部キーボードを利用すると、Mac と同様の操作でスクリーンショットを撮ることが可能だ。
すなわち、Shift + Command + 3 を同時に押下することによりスクリーンショットが取得できる。
なお iPad の場合、スクリーンショットの保存先は、標準の「写真」アプリの配下となっている。
ちなみに、「写真」アプリのアイコンは以下の通りだ。
以上で、外部キーボードを使ってスクリーンショットを撮る方法の紹介は完了だ。
まとめ
iPad で簡単にスクリーンショットを撮る方法を紹介した。
外部キーボードを利用できる環境では、Shift + Command + 3 の同時押下によりスクリーンショットが取得できる。
スクリーンショットの保存先は、「写真」アプリの配下となる。